中国の競泳界に11月上旬、衝撃が走った。将来を嘱望されていた17歳の女子選手が、北京市内のチーム宿舎で突然死したのだ。両親の希望で検視は行われなかったといい、その正確な死因は1カ月以上たった今も、いまだに分かっていない。(北京 川越一)
中国メディアによると、11月9日午前3時ごろ、慶文怡選手のうめき声で、同室のチームメートが目を覚ました。異常に気づいたチームメートはチームドクターを呼んだ。医師が駆けつけたときには、すでに瞳孔が開いた状態だったという。すぐに病院に搬送されたが、約1時間後、死亡が確認された。
慶選手は10月、福建省の省都、福州市で開催された第1回全国青年運動会の競泳女子平泳ぎで、100メートル、200メートルの2冠を達成した。100メートルで記録した1分8秒99、200メートルで出した2分30秒39のタイムは、世界選手権でも準決勝に進出できるタイムで、次期ナショナルチーム入りが確実視されていた。
「予備軍」としてナショナルチームの練習に参加していた慶選手は8日午後、休暇を終えてチームに合流。調整のために、ウオーミングアップ程度の強度で約1000メートル泳いだ。午後9時頃には、日課としている両親への電話をかけている。それが両親が最後に聞いた一人娘の声だった。
チームメート2人は北京紙、北京青年報に対し、「慶選手はその日、何も異常はなかったし、体調が悪いということもなかった」と証言している。慶選手は10月28日に、北京チームの健康診断を受けており、ここでも異常は見つかっていなかったという。
一人娘を失った両親は「まな娘の体が解剖されるのを見るのは耐えられない。早く安らかになってほしい」として、検視を行わないよう求めたとされている。結局、解剖は行われず、11日に火葬された。
中国紙、法制晩報は「(解剖されずに)火葬されたことで、突然死の真の原因についてはただ、『?』としか言えない」と報じている。はっきりしていない慶選手の死因について、中国メディアはそれぞれ医師ら専門家の意見を紹介している。
浙江省人民医院心内科の屈百鳴主任は「多くの突然死は遺伝子と関係がある。彼女もその可能性がある。現在、国際医学界では突然死遺伝子に関する研究が多いが、まだはっきりしていない。ある遺伝子は平時には見つけ出せない。発作が起きたときだけ現れる。われわれは心拍異常遺伝子と呼んでいるが、平時の心電図には現れない」と指摘している。
北京大第一医院の心血管内科の馬為医師も、「一般的な状況では、突然死はすべて心臓への過剰な負荷が原因となって引き起こされる。慶文怡のような若者の症例では、遺伝性もしくは先天性の心臓異常が原因とみられる」とした上で、「心筋炎」「心臓イオンチャネル病」の可能性が高いと推測している。
ナショナルチーム科学研究組の程燕研究員は、「ナショナルチームは定期的にさまざまな指数や体調を計測している。身体検査や栄養補給は十分に行われている」と強調。
さらに、女子選手は17歳前後の発育期に突発性の疾病を起こしやすいとの見解を示し、「思春期は危険な時期だ。特に女子選手の身体データの変化は非常に早い。思春期高血圧や心臓病などの突発的な疾病はよくみられる」と分析している。
スポーツ選手の突然死はこれまでもたびたび起きている。2012年には、競泳男子100メートル平泳ぎの元世界王者で、北島康介選手の最大のライバルと目されていたアレクサンドル・ダーレオーエン選手(ノルウェー)=当時(26)=が合宿先の米アリゾナ州フラッグスタッフで急死した。
米国の医療機関で解剖が行われ、最終的に遺伝性の心疾患「心臓冠動脈の凝血による心臓まひ」との診断が下された。ダーレオーエン選手は以前から重い動脈硬化を抱えていたとされている。
中国でも1972年、ナショナルチームの選手が急死している。その時は解剖が行われ、「急性膵臓(すいぞう)炎」と診断された。慶選手の状況との類似性が指摘されているが、ナショナルチーム科学研究組の陸一帆組長は「(慶選手の突然死が)心臓や膵臓炎と関係があるとは断言できない」としている。
また1998年には、88年ソウル五輪の女子陸上100メートルなどで3個の金メダルを獲得したフローレンス・グリフィス・ジョイナーさん(米国)=当時(38)=が、米カリフォルニア州ミッションビエホの自宅で、就寝中に急死した。
死因は「心臓発作」「てんかん発作による窒息死」などと伝えられている。しかし、ジョイナーさんの死については、急激に成績が伸びたことや、100メートルの10秒49、200メートルの21秒34という、いまだに破られていない驚異的な世界記録をたたき出したことなどから、ドーピングとの関連が疑われた。
北京青年報の報道では、慶選手は2011年、13歳で北京チーム入りした。当時は「才能は普通と認識されていた」という。しかし15歳となった13年には「2年間の訓練と自身の努力」を経て、全国運動会の参加標準記録を突破するまで記録が伸びたという。
中国のネットメディアによると、慶選手の死因についても、ドーピングを疑う声が挙がったが、関係者は即座に「全国青年運動会でのドーピング検査ではまったく正常だった。興奮剤で陽性は出ていない。だから慶選手の死は興奮剤の服用が引き起こしたものではないと証明できる」と全面否定している。
北京木犀体育学校の葛軍校長は同紙に対し、「国家体育総局の規定に照らし合わせ、関係部門は慶選手のために弔慰金を受け取れるよう努力する。他に関係する社会保険、また違反行為をしていないという状況で、その他の補償金も受け取れるようにする」としているが、慶選手はもう戻ってこない…。
慶選手は死の直前、チームメートと一緒に服を買いに出掛けようと話し合っていたという。慶選手が死亡した翌日、チームメート3人は、慶選手が欲しがっていた紫色のバッグと青いハイネックのセーター、ジーンズを買ってきた。そして火葬される慶選手とともに燃やしてもらったという。
ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151212-00000517-san-cn
3 :
いや、ちゃんと原因解明しろよ。怖いわ。
4 :
ドーピング?
5 :
原因が分かっているから検死できないのね。
6 :
中国の遺伝子捜査のニュータイプ中国人だった模様?
しかし、封通の人が食べる食事が原因で突然死とは驚く。
反転タンパク質は総べての食品に超微量含まれる、生物は無用だと思われる、
反転タンパク質を利用するために作り出すことを皆無にはしていない、
その毒性は世界最強の毒性を示す放射線を超える可能性も在る。
おそらく反転タンパク質が関連した突然死だろう。
引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsalpha/1449926588/